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メーカー対抗!乾電池ダービー

パナソニックの乾電池,通称「赤パナ」は本当に高性能なのか?!各メーカーの電池を買ってきてレースを開催してみました.

・デジカメ リコー製Caplio R1Vでの撮影可能な枚数.およそ100枚撮影したら次の日以降まで保管.
・携帯電話充電 TOPLAND製M333を使用し,P705iを充電し,Selfモードで動画再生をした場合の再生可能時間(液晶の明るさが自動設定になっていたため,あまり厳密な比較にならないかもしれません)
・CDプレイヤー Panasonic製SLCT-582Vで,音楽CDを再生した場合の再生可能時間.同じ電池では1日で最大8時間までにした.

総合得点は各種目で,最低得点だったものを100とした場合の指数を合計したものです.

メーカー デジカメ(枚) 携帯電話充電(分) CDプレイヤー(時間) 総合得点
eneloop
(ニッケル水素電池・参考)
549 363 46.0 535
Panasonic
(赤パナ)
391 205 57.3 403
maxell
(ボルテージ)
381 174 51.7 367
maxell
(Joshin)
373 157 50.6 350
SONY
(スタミナEX)
339 197 50.1 363
OHM
302 153 42.7 305

なお,念のためですが,eneloopは乾電池ではありません.乾電池よりも高性能とうたっているので参考程度に参加させてみました.CDプレイヤーのような負荷の小さい機器には不向きですが,電流を多く必要とする携帯電話の充電器やデジカメでは活躍が期待できることが分かります.今回はEVOLTAが参加していませんが,赤パナが各メーカーの製品を上回る結果を出したことからその性能は推測できるでしょう.

トリビアでも紹介している通り,性能シートの上では各メーカーとも大差がありません.しかし,実際の機械に入れてみると赤パナが高い性能を示しました.さすがは最高級品といったところでしょう.また,外装ラベルをはがしてみると赤パナは鏡面のような輝きを見せます.他社の製品は外装ラベルをはがすと表面はざらついていて鏡面にはなっていません.ここにも赤パナの高い性能の秘密が隠されているのかもしれません.なお,maxellのJoshinオリジナル仕様の青い電池ですが,どうもボルテージの外装が異なるだけの製品のように思われます.

なお,この「レース」は2008年冬に実施したもので,このときに買った電池(同じパッケージに入っていたもの)を使って2回目のレースを実施する予定です.さて,長持ちナンバーワンはどの電池なのでしょう??