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なぜつまらない,アニソンクラブイベント

コスプレダンパが好きだったので,アニソンクラブイベントに行ってみた.だけどどこかつまらなかった,そうした経験はありませんか?私,梅ノ辻剣心もその一人です,一緒にそのわけを考えていきましょう.

  1. 会場が狭い

    参加人数が多くなるとパンクを起こしてしまい,踊るどころの状態ではない状況にあるイベントもありました.例えば,大人気を誇った夜スタは混雑しすぎて収拾がつかなくなり,開催をやめたと思われます.

  2. 更衣室が狭い

    トイレや階段の踊り場を更衣室代わりに使用するなど,「コスプレで楽しむ」ことに対して配慮が欠ける(または配慮しきれていない)イベントが多くあります.このため,コスプレ参加者の割合が減少してしまい,華やかさが感じられない.また夜スタのように,更衣室が大変狭かった(テント1基が立てられているだけだった)ため,(自分も人のことを言えないが)ルール違反であることを承知でコスプレのまま来場するものが続出してしまった例もあります.

  3. 流される音楽がアニソン・ビジュアルバンド・ニコニコ動画系ばかり(のイベントが多い)

    これに関しては意見が分かれるところですが,アニソン・ビジュアルバンド・ニコニコ動画系は踊りがオタ芸に偏る傾向があり,これを快く思わない方も少なくないと思われます.

  4. オタ芸が嫌い

    「オタ芸=人の迷惑をかえりみずに踊るダンス」というイメージが私に定着してしまったことも一因かもしれません.実際,オタ芸とパラパラを比べると,オタ芸のほうが激しく,占有スペースも大きく取らざるを得ません.ディファ有明など関東地方の参加人数の多いイベントでオタ芸が少ないのはこうしたわけがあると思われます.

    しかし,オタ芸師(オタ芸を踊る人たち)から言わせれば,こうしたクラブイベント以外でオタ芸を打てる機会がなくなってきている(歩行者天国やライブでのオタ芸禁止など)という事実があります.また,オタ芸のほうが手軽に盛り上がることができるという利点もあるので,オタ芸を否定してしまうことはできないでしょう.オタ芸師とパラパラ踊り子との共存ができるようなイベントが望まれるところです.

  5. ダンスフロアが喫煙可能

    衣装ににおいが染み付くうえに,喉をやられてドリンクの注文に支障をきたしたこともあるためです.最近はコスプレイヤーへの配慮として「ダンスフロア禁煙」ないし「指定箇所以外禁煙」のイベントも増えてきました.

  6. イベントが乱立状態にある

    昼間に開催されている撮影会なども含め,コスプレ人口に対してイベントが多すぎる過当競争状態になっていることが考えられます.参加者が分散してしまい盛り上がりに欠ける原因でもあるでしょう.複数イベント合併で大規模イベントを開くことも必要です.

  7. 主催者が「コスプレダンパ」をよく理解しないまま開催している

    更衣室やダンスフロアが狭い,流れる音楽が「華装の王国」や「レイヤード>XTRM」などの従来のものとまるで違うなどは,「コスプレダンパ」を理解せずに開催しているために起きていると考えられます.

    「とりあえず,更衣室代わりのテントを用意して,アニメソングとニコニコ動画で流行っている奴を適当に流せばいいだろう」

    程度のものが多いように感じられます.一歩上のイベントを目指すなら,コスプレヘブンなどへ行って勉強してほしいといいたいところです.もちろんのこと「まとまりがなくってぐっちゃぐっちゃなのがコンセプトだよ」「コスプレダンパとは違うんだよ,ダンパとは!」というイベントに対し,それを否定することはできません.

  8. 参加費用が高い

    クラブには飲食物を持ち込めないため,水分補給をしたい場合でも,氷がほとんどで中身の少ない500円程度のドリンクを買わなければならないことは非常に大きな金銭負担になります.参加費用の割にいまひとつ面白くないと感じる原因になっています.がっつり踊る場合,実質的な参加費は入場料+1500円くらいになります.

もちろん,気に入らなければそのイベントに2度と行かなければいいのですから簡単なことです.