DVDの映像をパソコン本体に録画できたら便利なのにな・・・そう思ったことはありませんか?ここでは、コピーガードを外すような怪しげなソフトを使わずに確実に録画できる方法をご紹介します。簡単に言えば、DVDの映像が表示されている部分と音声をそのまま録画・録音するだけです. 用意するものは次の通りです。 ・録画したいDVD ・DVD−ROMが読み込めるドライブ ・DVD再生ソフト(※1) ・15GB程度の空き容量 ・ATIまたはnVidiaのビデオボード(※2) ・WindowsMediaEncorder ・適当な動画1本 準備が整ったら早速はじめましょう! 1.全てのソフトを終了させます。もし可能であれば、LANなどのネットワーク接続も外します。 2.WindowsMediaPlayerで適当な動画を再生して、すぐに一時停止させます。ここから先、WindowsMediaPlayerは録画が終わるまで終了させないで下さい。 3.DVD再生ソフトを起動します。 4.録画したい映像の入ったDVDをDVDドライブにセットします。 5.録画したい映像を再生します。 6.録画した映像を再生したまま、「PrintScreen」キーを押します。 7.ペイントを起動して、「編集」→「貼り付け」を選びます。 8.ここで、録画したい映像が取り込めていることを確かめます。(※3) 9.録画したい映像の左上端付近を拡大し、録画したい映像の左上端にマウスカーソルを合わせます。このとき、ペイントの画面下に 512,384 のように表示されている座標を控えます。(※4) 10.WindowsMediaEncorderを起動し、「画面の取り込み」を選びます。 11.取り込む対象を「画面の領域」にし、「既定のオーディオデバイスからオーディオを取り込む」にチェックを入れます。 12.左上隅に手順8で控えた座標を入力し、幅x高さには4:3の映像なら「720x540」、16:9の映像なら「960x540」を入力します。(※5) 13.保存先とファイル名を入力します。「参照」ボタンをクリックして入力すれば簡単です。 14.好みの画質を選びます。WMV以外の形式(DivXやMPEG)に変換するなら「高」を選んでください。 15.動画にタイトルなどの情報を入力します。何も入力しなくてもかまいません。 16.設定の確認を行い、「完了」をクリックします。 17.「エンコードの開始」をクリックすれば、録画が始まります。手順5から再生したままであれば、再生ソフトの巻き戻しをつかうと確実に最初から録画できます。数十秒だけ録画して、正常に録画されるか確かめるのもよいでしょう。 18.録画が始まったら終わるまで他の作業をしないで下さい。映像の上にマウスカーソルを持っていったり、ほかのウィンドウを開いたりするとそれらも録画されてしまいます。また、同様に別の音楽を再生したり、メールソフトの着信音がなったりしても、それらが録音されるので注意してください。 19.DVDを最後まで再生すれば、録画完了です。 ※1:テレビのデジタル放送を録画したDVDの映像を録画したい場合は、「CPRM対応」のソフトを用意してください。 ※2:ビデオボードの名前がRADEONまたはGeForce、FireGL、Quadroであれば、間違いなくATIかnVidiaですが、全てのボードで確認したわけではありません。 ※3:録画したい映像が出ずに向こうがすり抜けている場合は、もう一度最初からやり直してみてください。何回か繰り返してもこの現象が起きる場合は、残念ながらそのパソコンではこの方法は使えません。 ※4:もし、画面の下に座標らしきものが表示されていなければ、「表示」→「ステータスバー」にチェックを入れてください。 ※5:まれにこれ以外のサイズのものがあります。手順9と同様に右下端の座標も調べるとわかります。 ※6:WindowsVistaでは、動画を再生しなくてもこの技が使えるようです。またWindowsMediaPlayerでDVDの再生が可能です。 |