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就職活動ガイド -ブラック企業の心配は無用-

GWを過ぎても内定が取れずオレ,内定とってもどうせブラック企業なんて思っている人も少なくないと思います.しかし心配は御無用!

ブラック企業に入りたくないと願えば
ブラック企業には内定しない
のです.

知らない人のために説明しますと,ブラック企業とは「まるでボードゲームの駒や戦略シミュレーションゲームのユニットのごとく,社員をこき使う企業」「とにかく,儲かりさえすれば社員や社会のことはどうでもいい企業」などのような企業のことを言います.「残業は当たり前,毎日終電で帰宅することも多い」「職場でのいじめがひどい」「残業代が全く出ない」「有給休暇を使うことができない」などなど,インターネットや新聞,雑誌などには様々な情報があふれかえっています.

ここで「ブラック企業」の人事担当はいったい何を考えているのか想像してみましょう.世間で「ブラック企業」といわれる企業の研修をみると「とにかく競争意欲をあおる」「なんとしてでも企業の色に染めようとする」性格をもつものが多いのではないでしょうか?このような会社には,競争を好まない人や自分の考えを強く持つ人,反社会的な行為を好まない人,体力のあまりない人は採用しません.雰囲気についていけずすぐにやめてしまう,役所に内部告発をする,肉体的あるいは精神的に壊れてしまって役に立たなくなってしまうなど可能性が高いです.多くの「ブラック企業」は,違法な方法を使ったり,命をかけたりしてでも儲けてやろうという意欲に燃える人,周りに染まりやすい人を積極的に採用するでしょう.

このことから,「一般的にブラック企業が好む」といわれるような自己PRをしないのが一つの方法であるかと思います.「とにかく競争が好き」「負けず嫌い」「体力に自信あり」「気合と根性がある」などを一番の自己PRにすることは避けたほうがいいでしょう.「論理的な思考能力がある」「友達が多い」「間違ったことは嫌い」あたりのキーワードはブラック企業を避ける武器になるかと思われます.

選考過程が進む中で「この企業は不安だな」と感じた場合は,「残業はどのくらいありますか」「休暇はきちんと取れますか」「営業ノルマを達成しなかったらどうなりますか」などの待遇に関する質問を投げかけることも一つの方法です.「社員をとことんこき使ってやろう」などという考えのある企業なら,そのような質問に具体的な答えを出すことはない(「そんなことは気にしないでください」などと回答する)であろうと思います.ただし,このような質問を説明会や1回目の面接でするのは控えたほうがよいでしょう.質問タイムで待遇に関する質問が真っ先に浮かぶような企業を受験することは,最初からやめておいたほうがよいかと思われます.