るろうにウイークリー Vol.057

快適＆展望抜群！高速バス「昼特急」の旅

格安旅行の代表といえば「青春１８きっぷ」ですが，座れないことがあり，なにより駅に止まっては走り止っては走りと少々落ち着かないのが難点です．一方で，特急列車や新幹線のスピードや快適性は文句なしといったところですが，料金の高さが難点です． その隙間を埋めるかのように近年登場したのが「昼特急」に代表される長距離の昼行高速バスです．例えば，東京と大阪の間なら通常運賃でも新幹線の半額以下の６０００円で，しかもゆったり３列シートです．２階建てバスをどう評価するかは意見が分かれますが，展望を楽しむならこれ以上のものはありません．子どもたちの中にも「２階建てバスに乗ってみたい！」というのは少なくないと思いますので，ディズニーランドやＵＳＪに行く前のアトラクションとしてもいいかもしれません． さて，その「昼特急」シリーズの中で恐らく最長を誇るのが大阪・博多を結ぶ「山陽道昼特急博多号」です．山陽道のほぼ全線を走り抜けて大阪と博多を結びますが，所要時間はなんと１０時間弱で通常運賃は７０００円，仮に同じ区間に全車指定席の快速列車があったとしても運賃と指定席料金で１００００円を超えますからかなりの「乗り得」路線です．なお，休憩場所は白鳥ＰＡ（１２時ごろ１５分停車），福山ＳＡ（１３時半ごろ２５分停車），沼田ＰＡ（１５時ごろ１５分停車），美東ＳＡ（１６時半ごろ１５分停車）の４回です．１２時ごろに停車する白鳥ＰＡが１５分停車で，福山ＳＡに２５分停車なのは恐らく遅れを防ぐためです．１２時ごろはどこのＳＡもフードコートは大混雑ですからね．１２時ごろの白鳥ＰＡでお腹がすいたなら，コンビニでおにぎりや菓子パンを買うのがよいかと思います．