るろうにウイークリー Vol.075

ふくふく号はもう乗れない？ 名門大洋フェリーに乗船

北九州地区から大阪を結ぶ瀬戸内海航路，毎晩なんと４便ものフェリーが運航される激戦区です．そのうち「名門大洋フェリー」の２便に乗船してきました． フェリーの発着地までは行くのが面倒なのでは？と思う方も少なくないかと思いますが，大丈夫です！「名門大洋フェリー」を含め，各社とも送迎バスを用意していますので，車がなくても問題なしです．ただし，出航時刻よりもかなり早め（乗り場到着が出航３０分前になる）なので，あらかじめホームページなどで時間を確認しておくようにしてください．新幹線のように「滑り込み」はできません． 乗り場で乗船券を購入し，いざ乗船します．一番安い２等自由席では，なんと６０００円（繁忙期は７０００円）と非常にお得です．さらに，「名門大洋フェリー」ではインターネット予約をすればさらに２割引の４８００円という破格の安さになります． もちろん，本州四国連絡橋などの景色やレストランなどの船内設備も大きな魅力です．一番安い２等自由席でさえ，完全に横になって寝ることができますし，眠れなければ甲板に出て外の景色を楽しむこともできるのですから，夜行バスが快適性で勝負を仕掛けることはほとんど自殺行為といっても過言ではないでしょう．定時で仕事が終わるのであれば，そのまま門司駅に直行すれば乗船可能です．もはや急な用事が出来ない限り，夜行バス「ふくふく号」を使う理由は見当たりません． 最後におもしろい光景を一つお教えしましょう．北九州〜神戸には「阪九フェリー」が運航しています．このフェリーは金曜日から日曜日までが新門司発２０：００，神戸六甲アイランド到着が０８：２０となっています．そう，このフェリーがコバンザメのごとくうしろをついてくるのです．距離にして数キロは離れていますが，船は大きいのでその姿をはっきりと確認できます．