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現行のJR線運賃をベースにしながら,一部で生じていた「切符を買いなおすと安くなる」などの現象を解消した運賃制度になっています.なお,この運賃制度は全国共通で用いられ,事情に応じて加算・減算運賃を導入することで各社にあわせた運賃が設定されているということになっています. |
| 乗車距離 | 1kmあたりの運賃 | 備考 |
| 0km | 距離に関わりなく50円 | 駅施設利用料 |
| 100kmまで | 16.0円 |
最初の3kmで駅施設利用料とあわせて100円 30kmまでは3km刻み 50kmまでは5km刻みで運賃を計算 |
| 101km以上300kmまで | 14.4円 |
現行のJR運賃(1kmあたり15.3〜19.6円)より安い 要するに101km以上の区間は10%引き 5km刻みで運賃を計算 |
| 301km以上600kmまで | 12.0円 |
現行のJR運賃(1kmあたり12.15〜14.1円)より安い 要するに101km以上の区間は20%引き 5km刻みで運賃を計算 |
| 601km以上 | 7.2円 |
要するに601km以上の区間は55%引き 10km刻みで運賃を計算 |
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各区間の事情に応じて,運賃を割増または割引する制度です.1キロあたりに一定額を加算・減算する方式と特定区間の乗車に対して,距離に関わらず加算・減算する方式とがあります. |
| 1キロあたりに加算する方式が適用される主な区間 | ||
| 区間 | 加算運賃 | 備考 |
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山陰四国連絡新幹線 ただし,児島〜宇多津を除く |
100kmまで 3円/km それ以上 2.7円/km |
建設費の返済および線路使用料の支払いのため. |
| 長崎高速線 |
100kmまで 3円/km それ以上 2.7円/km |
建設費の返済および線路使用料の支払いのため. |
| 九州新幹線 鹿児島中央〜那覇 |
100kmまで 5円/km 300kmまで 4.5円/km それ以上 4円/km |
建設費の返済および線路の維持のため. |
| 一定額を加算する方式が適用される主な区間 | ||
| 区間 | 加算運賃 | 備考 |
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山陰四国連絡新幹線 児島〜宇多津 |
130円 |
線路の維持にコストがかかるため. |
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東海道新幹線 山陽新幹線 九州新幹線 |
100円 |
線路ならびに駅施設の維持にコストがかかるため. |
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1キロ当たりに減算する方式が適用される主な区間(参考) ※JSE西日本には該当する区間がありません. |
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| 区間 | 加算運賃 | 備考 |
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JR線 大都市近郊A区間 |
10kmまで 減算なし 100kmまで 2円/km それ以上 1.6円/km |
並行する私鉄路線との均衡を図るため,現在の「電車特定区間」と名古屋近郊に設定 |
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JR線 大都市近郊B区間 |
10kmまで 減算なし 100kmまで 4円/km それ以上 3.6円/km |
並行する私鉄路線との均衡を図るため,競合する私鉄の存在する区間に設定 ・山手線内 ・大阪環状線内 ・JR阪和線の全線 ・JR横須賀線の全線 ・JR総武本線 御茶ノ水・東京〜千葉 ・JR東海道本線 東京〜小田原 ・JR東海道本線 京都〜神戸 など |
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新たに「1年定期券」が新設され,現行の6ヶ月定期券よりお得になっています.一方で期間の短い定期券(1ヶ月・3ヶ月)は値上げが行われています.また,私鉄各社と比較して高い通学定期券は価格の一本化(大学生並に)が行われています.なお,「1年定期券」は旧来の中学生用と同程度の安価に設定されています. このほか,「企画乗車券」扱いで,一定地域内の公共交通(鉄道・バス)を共通で利用できる定期券もあります.この定期券については,おおむね地域内で最も高い定期券の値段に近くなっています. |
| 区分 | 通勤 | 通学 | ||||||
| 期間 | 1ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | 1年 | 1ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | 1年 |
| 駅施設利用料 | 50% |
1ヶ月定期の 5%引き |
1ヶ月定期の 20%引き |
65% | 60% |
1ヶ月定期の 5%引き |
1ヶ月定期の 20%引き |
80% |
| 15kmまで | 30% | 50% | 70% | 80% | ||||
| 30kmまで | 35% | 50% | 75% | 85% | ||||
| 50kmまで | 40% | 55% | 80% | 90% | ||||
| 100kmまで | 45% | 60% | 80% | 90% | ||||
| 200kmまで | 50% | 60% | 80% | 90% | ||||
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JRの場合,大都市の周辺とそれ以外の区間では乗り越し精算の仕方が変わります.同じ大都市圏のなかで乗り越しをした場合は,差額を請求されますが,それ以外の場合は乗り越した区間の運賃を請求されます.なぜこんな風になっているかというと,あくまで推測なのですが,多くの乗り越し精算を手早く行うためでしょう. 差額を精算する場合は,実際に乗ってきた区間の運賃を調べる必要があります.いまでこそ,携帯電話などですぐに運賃を調べることができます.しかし,数十年前はどうだったでしょう?東京と大阪というようなよく利用される区間ならまだしも,下呂(岐阜県)から後免(高知県)のように,あまり利用のない区間では調べるのも一苦労です.それに,乗り越し精算をする係員がすぐに調べられるところにいるとは限りません.だからといって,JR線全線の運賃表を改札においておいたり,係員が持ち歩いたりするわけにもいきません. 一方,乗り越した区間の運賃を取る事にすれば,「東京から名古屋に行くつもりだったが大阪まで行った」というような極端な乗り越しはないといってもいいので近距離の運賃表を用意するだけで済みます. では都市圏に限り,差額精算にしているのはなぜかといえば,競合する私鉄や各都市の地下鉄が差額精算のところが多く,苦情が多発したこと.それから,機械の発達(例えば自動精算機)で差額精算でも効率が大きく落ちなくなったことが推測されます. |